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    クルーズ・豪華列車 グリーンランドはオーロラ観測に最適! 2022-09-22


    人生で一度は見てみたいオーロラ!
    どこで見ることができるかご存じでしょうか?
    一般的には北緯65度付近のオーロラベルトに入る場所と言われています。
    しかし、必ずしもこの範囲というわけでもありません。

    オーロラベルトは太陽活動の影響によって幅が変わります。
    太陽活動が活発な場合は幅が広くなり、もっと低緯度でも見られることがあります。
    例えば、北海道や東北でもオーロラが見えることがあります。
    過去の文献には京都や江戸でも「赤気」(オーロラ)が見えたという記述もあります。

    そうは言っても…
    より確実に見るためには、やはりオーロラベルト直下の場所が有力です。
    フィンランド、カナダ、アイスランド…オーロラ観測で有名な国々ですね。
    どの国が最適なのか悩むところです。

    実はここでもう一つ、重要な条件があります。
    オーロラは晴れていないと見ることができません。
    オーロラが発生するのは地上から約100km、雲が発生する地点よりも上空です。
    天気が悪く雲が立ち込めていると、オーロラを見ることができないのです。
    そこで重要なのが晴天率です。

    <1~3月の平均降水日数>
    フェアバンクス(アラスカ):14.6日/月
    イエローナイフ(カナダ):10.9日/月
    トロムソ(ノルウェー):19.6日/月
    ロヴァニエミ(フィンランド):9.6日/月
    レイキャビック(アイスランド):13.4日/月
    イルリサット(グリーンランド):4日/月

    圧倒的にグリーンランドの降水日数が少ないことが分かります。
    イルリサットでは年間約300日の晴天が期待できます。
    グリーンランド西部は世界最高レベルの晴天率を誇ります。

    また、地上の光も影響します。
    街の明かりが強いと、オーロラをはっきりと見ることができません。
    できるだけ周囲が暗いことも条件となります。
    この意味でもグリーンランドはオーロラにとって好条件の場所です。

    <オーロラが見える条件>
    ①オーロラベルト直下が望ましい
    ②晴天率が高い
    ③邪魔する街の明かりが少ない

    この条件にグリーンランドはピッタリと当てはまります!

    また、氷は光の反射率が高いです。
    氷に囲まれたグリーンランドは上空だけではなく、反射した光も楽しめます。
    オーロラと色付く氷の共演は何とも言えない美しさです。

    さて、グリーンランドがオーロラ観測に最適な場所ということが分かったところで…
    オーロラ自体の耳寄りな情報があります。

    太陽活動がオーロラに影響していることはお伝えしましたが…
    この活動にはサイクルがあり、11年周期で山と谷を繰り返しています。
    2019年12月に第24太陽周期が終わり、第25周期が始まっています。
    このピークを迎えるのが2025年7月と言われています。

    来年以降、2024年はピークに向けて太陽活動が活発になっていきます。
    つまり…大きなオーロラが見えるチャンス到来です。

    いつか見てみたいと思っているなら、思い切ってグリーンランドに行ってみませんか。