デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasaalia)をご存じでしょうか?
世界的な人気ラグジュアリーファッションブランド「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ヴェトモン(VETEMENTS)」のディレクターを務める彼ですが、出身はコーカサス三国の1つ、ジョージアです。
彼のクリエイションにはたびたび注目が集まりますが、その源流にはジョージア・アブハジアで育った幼少期の影響があるそうです。
戦争の影響で12歳で故郷を離れた彼には並々ならぬ故郷への思いがあり、クリエイションにもジョージアを表す要素を入れるそう。
ジョージアは当時ソ連の影響下として「グルジア共和国」でした。社会主義システムの中では日用品や洋服に多様性は存在しないため、必然的に社会におけるコト・モノを役割でとらえることになるのではないでしょうか。
デムナは「制服」に興味があったり、スーパーで見かける女性のコートからクリエイションのヒントを得るなど、社会主義時代の感覚から受けるインスピレーションを持っているようです。一方でソ連崩壊後の文化の流入に衝撃を受け、画一化されない個性をクリエイションで発揮します。
デムナのクリエイションに心惹かれるみなさんに、ぜひジョージアの旅をお勧めします。目立つクリエイションの底にある独特な文化を、現地で体感してみませんか?
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