世界遺産バイカル湖は世界一の深さと透明度を誇ります。
最深部は約1680m、冬の湖水の透明度は40mにもなります。
誤解されがちですが、大きさに関しては世界第8位です。
(世界最大の湖は「カスピ海」です)
それでも実際に目にすると、その大きさは圧巻です。
現地人が「海」と呼ぶのもよく分かります。
シベリア鉄道の車窓から延々と続く湖を見ると本当に海のようです。
こんなに大きな湖ですが、ー40℃にもなる極寒の冬には表面が凍ります。
その厚さは1m以上にもなり、氷上を車が駆け抜けます。
しかし、湖上に降り立つと、魚が見えるのではないかと思うほどの透明度。
湖の上に立っている…そんな不思議な気分になります。
ただ、綺麗な氷がどこでも見られるわけではありません。
雪が積もっていたら、雪上にいるだけという感じになってしまいます…。
本当に美しい氷を見るには、天候も大事ですし、ガイドの力も必要です。
彼らはどこが一番綺麗に見えるかを知っているからです。
やはり湖の中心部のほうが氷の状態が良いことが多いのですが…
リストヴャンカの近くでも美しい氷が見られることもあります。
オリホン島まで行けば、自然が作り出す芸術を見られる可能性は高いです。
オリホン島では、ぜひアイスハンティングツアーに参加しましょう。
「UAZ(ウアズ)」というレトロで可愛い車で氷上を巡ります。
この車に乗るだけでも価値アリ!というくらいの可愛さです。
UAZで氷の洞窟や御神渡りを見に行きます。
氷の洞窟はそれほど大きくありません、人が数人は入れるくらいです。
それでも氷柱が何本も垂れ下がる神秘的な写真を撮ることができます。
(洞窟内なら天気が悪くても、綺麗な写真が撮れますよ)
御神渡りは湖のさらに内側に行ったほうがよく見られます。
UAZがいろいろな場所に連れて行ってくれるので…
様々な氷を見られる確率は高いです、まさにアイスハンティング!
所要時間は滞在できる時間にもよりますが、2時間程度でも十分見られます。
ただ、どんどん見たくなるので、丸一日時間をとることをお勧めします。
(天候によるので、そういう意味でも長く時間をとったほうが良いです)
また、オリホン島に行くのは車で片道5時間はかかります。
日帰りはかなり厳しいので、オリホン島で宿泊する必要があります。
晴れていれば、夜は満点の冬の星空が見られます!
(寒さ半端ないですけどね~笑)
夏のバイカル湖も素敵ですが、断然冬のバイカル湖をお勧めします。
日本では体験できない、冬の大自然の芸術が見られますよ!
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