ウズベキスタンに行ったら絶対に食べてほしいもの、それは『プロフ』です。
日常ではもちろん、結婚式やお客さんが来たときには必ず提供される、ウズベキスタンのソウルフードです。
見ての通り、米料理です。羊肉や牛肉と、野菜などを大量の油で炊き上げた、いわば炊き込みご飯です。
察しの良い方は思っていることでしょう。「それってピラフのこと?」
日本でピラフといえば洋食ですが、実はそのルーツはトルコの米料理『ピラウ』であるといわれています。トルコから世界各地に広まり、それぞれの土地で進化し『ピラフ』『プロフ』『プラオ』などと呼ばれるようになりました。
(ちなみにチャーハンは炊込みご飯ではなく焼飯なのでまた別の種類です。)
ウズベキスタンの首都タシケントには『中央アジアプロフセンター』というプロフの聖地(?)があります。地元の方々も利用する大人気レストランです。
見どころはやっぱり大鍋で大量生産されるプロフ。なかでも1度に3トンものプロフを作ることができる超巨大鍋で炊き上げる様子はまさに圧巻。
こんな大鍋、絵本の中でしか見たことがありません。『ぐりとぐら』のメルヘン抜き、アブラマシマシ版です。
肝心なプロフのお味ですが、日本人になじみ深いピラフとは一味違います。
柔らかいお肉、お肉の旨味が染み込んだお米、スパイスが醸し出す異国情緒・・・
なかなか文字で表現するには難しいですが、とにかくおいしい。
海外で”おいしい”米料理が食べられるのも嬉しいポイント。
一度食べると忘れられません。そして定期的に食べたくなります。無性にラーメンが食べたくてたまらない時が誰しもあると思いますが、あれに近い感覚です。一度プロフ欲が出ると簡単には収まりません。
筆者もスパイスを買って作ってみたりもしたのですが、やっぱり本場のプロフほど上手にはいきませんね・・・。投入する油の量が足りないのか(自分で作ると大量に油を入れるのに勇気がいります。)、ジャポニカ米でつくっているからなのか、
もしかしたら大きな鍋で調理することが本場の味の秘訣なのかもしれません。
ウズベキスタンに訪れた際にはぜひプロフを食べてみてください。
ほんとにおいしいので。
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