コーカサス三国の一つ、アゼルバイジャンをご存じでしょうか。
残念ながら日本ではまだまだ知名度は高くありません。
なんとなく暑そうなイメージ…?
アゼルバイジャンは「火の国」とも言われています。
「アゼル」は中期ペルシャ語で「火や炎」を表しています。
「バイジャン」は「保護者」で、全体で「火を守る人」という意味です。
永遠に燃える炎を祀った「拝火教寺院」もあります。
首都はカスピ海沿岸の町バクーです。
バクー油田は学校で習った人も多いでしょう。
こちらのほうが知られているかもしれません。
アゼルバイジャンはアジアとヨーロッパの境界線上にあります。
北はロシア、南はイラン、西はアルメニア、東はカスピ海に面しています。
人口は1000万人、面積は北海道よりやや大きいぐらいです。
歴史的にアラブやペルシャの支配下だったことから95%がイスラム教ですが…
その縛りはかなり緩く、お酒も飲めますし、豚肉も少ないですが食べれます。
(ハムやソーセージなどの加工品は普通に売られています)
服装も自由で、女性が解放感のある恰好でお洒落を楽しんでいます。
モスクはありますが、アザーンが響き渡るようなことはありません。
宗教について、とても寛容的な国だといえるでしょう。
公用語はアゼルバイジャン語で、トルコ語やトルクメン語に近いです。
一時期旧ソ連の構成国だったため、ロシア語も浸透しています。
しかし、アゼルバイジャン語はラテン文字でキリル文字ではありません。
さて…ここで声を大にして言いたいことがあります。
アゼルバイジャンは「大変な親日国家」です!
日本人はあまり知らなくても、向こうは日本のことをよく知っています。
アゼルバイジャンが親日国である理由は…
理由①:日本の援助は見返りを求めない
日本は2017年までに1100億円以上の経済援助をしています。
高額な援助の見返りを求める国が多い中…日本はそれをしません。
その心意気に敬意を表している人が多いです。
理由②:日本の援助のやり方が良かった
ただお金を援助して終わりという国もありますが…
日本は様々な技術を現地の人に教えました。
これは国が成長していく中で一番必要なことでした。
理由③:大統領イルハム・アリエフの存在
2006年に当時の大統領イルハム・アリエフが来日しました。
その際、日本のおもてなしと戦後の復興に感銘を受けたそうです。
日本を学べば豊かになれると考え、積極的に文化を取り入れました。
今では第二のドバイと言われるほど、急激に発展しているアゼルバイジャン。
いろいろな意味で日本が発展の一助になっているのは嬉しいですね。
そんなアゼルバイジャンに行って、確かめてみませんか。
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