人生で一度は見てみたいオーロラ!
どこで見ることができるかご存じでしょうか?
一般的には北緯65度付近のオーロラベルトに入る場所と言われています。
しかし、必ずしもこの範囲というわけでもありません。
オーロラベルトは太陽活動の影響によって幅が変わります。
太陽活動が活発な場合は幅が広くなり、もっと低緯度でも見られることがあります。
例えば、北海道や東北でもオーロラが見えることがあります。
過去の文献には京都や江戸でも「赤気」(オーロラ)が見えたという記述もあります。
そうは言っても…
より確実に見るためには、やはりオーロラベルト直下の場所が有力です。
フィンランド、カナダ、アイスランド…オーロラ観測で有名な国々ですね。
どの国が最適なのか悩むところです。
実はここでもう一つ、重要な条件があります。
オーロラは晴れていないと見ることができません。
オーロラが発生するのは地上から約100km、雲が発生する地点よりも上空です。
天気が悪く雲が立ち込めていると、オーロラを見ることができないのです。
そこで重要なのが晴天率です。
<1~3月の平均降水日数>
フェアバンクス(アラスカ):14.6日/月
イエローナイフ(カナダ):10.9日/月
トロムソ(ノルウェー):19.6日/月
ロヴァニエミ(フィンランド):9.6日/月
レイキャビック(アイスランド):13.4日/月
イルリサット(グリーンランド):4日/月
圧倒的にグリーンランドの降水日数が少ないことが分かります。
イルリサットでは年間約300日の晴天が期待できます。
グリーンランド西部は世界最高レベルの晴天率を誇ります。
また、地上の光も影響します。
街の明かりが強いと、オーロラをはっきりと見ることができません。
できるだけ周囲が暗いことも条件となります。
この意味でもグリーンランドはオーロラにとって好条件の場所です。
<オーロラが見える条件>
①オーロラベルト直下が望ましい
②晴天率が高い
③邪魔する街の明かりが少ない
この条件にグリーンランドはピッタリと当てはまります!
また、氷は光の反射率が高いです。
氷に囲まれたグリーンランドは上空だけではなく、反射した光も楽しめます。
オーロラと色付く氷の共演は何とも言えない美しさです。
さて、グリーンランドがオーロラ観測に最適な場所ということが分かったところで…
オーロラ自体の耳寄りな情報があります。
太陽活動がオーロラに影響していることはお伝えしましたが…
この活動にはサイクルがあり、11年周期で山と谷を繰り返しています。
2019年12月に第24太陽周期が終わり、第25周期が始まっています。
このピークを迎えるのが2025年7月と言われています。
来年以降、2024年はピークに向けて太陽活動が活発になっていきます。
つまり…大きなオーロラが見えるチャンス到来です。
いつか見てみたいと思っているなら、思い切ってグリーンランドに行ってみませんか。
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