かつて日本のサスペンスドラマでも舞台にされたシベリア鉄道。
こんなにロマンを感じる列車もないのではないでしょうか。
ヨーロッパの洗練された列車とはまた一味違う魅力があります。
そんなシベリア鉄道の車両には3種類の等級があります。
(列車によっては1等車がない場合もあります)
●1等車(リュクス)
2人1室のコンパートメントです。
良い点:①2人旅なら最高です!自分達だけで車窓の旅を満喫できます。
②車両によってはシャワーが付いているものもあります。
悪い点:①料金が高いです。
極東2都市を巡るオケアン号だったら、そこまで高くないかも?
モスクワまで行く場合は、かなり高額になってきます。
②一人旅の場合、同乗者と2人だけになります。
人によってはメリット?凄く仲良しになれるかもしれません。
男女混合だと、なかなか気まずかったりします…。
●2等車(クペー)
4人1室のコンパートメントです。
広さは1等と変わりません。ベッドが上下二段になります。
良い点:①料金と安心のバランスが良い。
ロシア人からは「外国人は絶対2等にしろ!」と言われました。
盗難があるから3等は乗るなと言われます。
(しかし、彼らは3等で移動しています…)
②ファミリーは自分達だけで自由に楽しめます。
③同乗者とコミュニケーションがとれる…かも。
同乗者に挨拶するのはシベリア鉄道のマナーのようなものです。
2人だけだと気まずくても、4人だと結構大丈夫だったりします。
持ち込んだ食べ物をシェアしてくれたり、世話を焼いてくれたり…
ロシア人の優しさに触れられるかもしれません。
悪い点:①夜にトイレに行きづらい…上段は移動が大変。
周囲に迷惑をかけてしまうのではないかと思ってしまいます。
特に上段は降りるのが大変です。
逆に、自分が下段でも、上段の人の動きが気になったりします。
②狭いので荷物と自分の居場所に困る?
4人いるとかなり手狭になるので、スーツケースは大変です。
●3等車(プラツカルトヌィ)
車両内に壁がない開放寝台です。
良い点:①料金が安いです。
②自分から行動を起こさない限り、外国人でも放っておかれます。
これって良い点なの?…(自分だけ?笑)
初めてのシベリア鉄道旅行ならお勧めはしません。
現地の方とのコミュニケーションも旅の醍醐味ですから。
しかし、乗る頻度が多いと、静かに時間を過ごしたくも…。
悪い点:①他の等級よりも盗難にあうリスクが高いです。
やはり明け透けなので、何が起こるか分かりません。
同乗者も一番安い料金しか払っていないということです。
②男女混合なので着替えはできないと考えてください。
(現地の人はいろいろな技を駆使して何とかしてますが…)
一部の人を除いて、シベリア鉄道は一生に一度の体験になるかもしれません。
どうせならちょっと奮発して最高の車窓の旅にしませんか。
(同乗した現地の人とワチャワチャというのも楽しいですけどね!)
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